男女共同参画センターらぷらすで働く専門職員によると、現状、センター事業の企画運営に関して他自治体の男女共同参画センターとの連携がほとんどされていないとのこと。またFIFTYS PROJECT（2022年設立の団体で、政治分野のジェンダー不平等解消のため20・30代に立候補を呼びかけ支援する）のゼミでも、男女共同参画センターの講座内容や実施日程を相互に共有し、事前調整を図ることで、当事者の参加機会の拡充につながる旨の提案がされています。区では2025年度、らぷらすで困難な問題を抱える女性への支援に関する講座やパートナーシップ10周年記念イベント等が予定されていることも踏まえ、男女共同参画センター間の協力連携の強化を求め、質疑に取り上げました。

区からは、「他自治体が実施する講座を把握し、更には区の実施日程との調整などができれば、区民の参加機会の拡充につながることや、区職員も他の自治体の講座やイベントに参加が可能となり、先進的事例の参考把握にもなると考える」「国立女性教育会館で開催される地方自治体の男女共同参画推進担当者向けの会議や特別区女性政策主管課長会等を通じ、世田谷区から、自治体間の男女共同参画センターの講座を共有することについて提案するなど、他自治体の男女共同参画センターの事業把握や連携に努めていく」との前向きな答弁を得ました。