シティズンシップ教育とは、社会の構成員が権利や義務を行使し社会参画していく力「シティズンシップ（市民性）」の育成を目指すもの。この中心となるのが政治参加教育です。しかし区では、選挙管理委員会事務局による学校での出前授業と模擬選挙が、この10数年間にわたって、極めて限定的に実施されてきたのみで、政治参加に関する主体的な学びには至っていません。そこで、効果的な指導事例や教材の不足等の現場の課題を指摘し、教育委員会が主体となってシティズンシップ教育を推進することを求めました。併せて、外国籍区民の増加傾向を踏まえ、学校や教室にも多様な文化的背景や国籍をもつ児童生徒がいることを前提とした、多文化共生のためのシティズンシップ教育の必要性を訴えました。

他方で、地方政治の現場を担う区議会が果たすべき役割も大きいです。議会広報の在り方を含め、2025年4月より新設される「議会制度研究会」で積極的に提案していきます！