2024年4月、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」（女性支援法）が施行されました。しかし、多くの区民にその存在が知られておらず、区職員ですら知らない人が少なくないという現状を、様々な場面で痛感しています。どんなに良い法律ができても、裨益者である女性たちに情報が伝わっていなければ全く意味がありません。「今の状況を招いたのは自分のせい」「自分には誰かに助けを求める資格がない」と思っている女性たちにとって、公的支援はとてもハードルが高く、遠いものであり、言語や障がい等が障壁となり相談窓口にすらつながれていない人もいます。HPでの情報発信の在り方を抜本的に見直し、あらゆる機会を通じた周知啓発を求めました。

区からは次のような答弁を得ました。「男女共同参画センターらぷらすでは、今年度、新たに困難な問題に悩む女性を対象にファシリテーターを交えたグループ相談会、若年女性カフェを三回程度実施することとしているので、まずはこの中で女性支援法に関するテーマ設定を行い、意見交換等を行っていく。また、来年度以降は、らぷらすで実施する講座の全体の構成を調整する中で女性支援法に関する講座の実施を検討するとともに、今後、区のホームページでの案内を関係所管と分かりやすく工夫し、区民への周知啓発にも努めていく」。

女性相談窓口の改善と並行してHP等での情報発信が大幅に見直されるよう、引き続きチェックしていきます。