過去の議会での質問実績

子どもを「一人の独立した人格」として権利を守るため、児童相談所の課題を指摘【2023年 第4回定例会】

世田谷区は、2020年4月に区独自の児童相談所を開設し、『子どもの権利が守られる児相にしよう!』という基本理念は、開設以降ずっと運営の軸となっています。

しかし一方で、児相は「子どもの権利を守る」という最優先ミッションのために、子どもの安全が確保される今での間、子どもを親から引き離して一時的に保護したり、子どもの行動の自由を制限したりできる強い権限を与えられています。このために、世田谷区の児相でも、原則通学禁止の一時保護所に、学齢期の子どもが5か月間も留め置かれることになったケースや、保護者が里親による家庭的な養育を希望しても、遠く離れた自治体の児童養護施設への入所が決まってしまったケース等が発生しており、「子どもの権利」が十分に守られているとは言い難い状況です。質問では、次のような実際の子どもの声を紹介し、こうした問題に対する区の認識を追求しました。

〈実際に世田谷児相に一時保護された子どもの声〉

「毎日本当にやることが無くて辛い。友達がいる学校に行かせてほしい。どうして自分たち子どもは何も悪いことをしていないのに閉じ込められ、大人たちは自由な生活を送っているの?」

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