過去の議会での質問実績

大学生世代の若者が抱える 困難への支援を用意してほしい!実家がセーフティーネットにならない困難を抱えた若者への生活保障制度について【2023年 第2回定例会】

区内には約7万人の大学生がいますが、児童養護施設や里親等の社会的擁護を経験していない若者や、過去の虐待経験や家庭内の問題により親を頼れない若者は、困難に直面しても現状何もセーフティーネットが用意されていません。18歳以上の若者は福祉の対象として想定されていないのです。例えば、生活に困窮しても生活保護は使えない、家賃支払いに困っても公営住宅に入居できない、給付型奨学金はまだまだ狭き門で使えない、うつ病になっても大学を休学すれば奨学金が休止されてしまうからそれもできない。親を頼ることもできず、一人でどうやって生きていけばよいのでしょう。「子ども・若者支援」といっても、そのほとんどは18歳未満の子ども・子育て支援に向けられ、こうした若者への支援メニューが実質何もない状態に対して、区長の見解を問うとともに、まずは給付型奨学金制度の拡充と居住支援について、区として早急に対策を講じるよう求めました。

複合的な問題を抱える若者への支援不足は、区長も課題として認識し『すべての若者が安心して住み続けられるように・・・効果的な若者施策の実現に取り組んでいく』との答弁がありました。若者が抱える困難や二ーズを把握するための生活実態調査を求めた点に対しても、 実施に向けて動いていきそうです。また、居住支援に関して、おのみずきが提案した「せたがや空き家活用ナビ」の活用によるオーナーと民間支援団体のマッチングは、担当部より『住宅や福祉所管をはじめ関係所管とも連携し、検討を進めていく』 との前向きな答弁がありました。

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