生活者せたがや211号 読み上げ用テキスト版 原本: seikatsu_ono211_web.pdf 【編集・発行】 2024年7月10日 生活者せたがや211号 世田谷・生活者ネットワーク代表/高岡潤子 〒154-0017 東京都世田谷区世田谷1-12-14 原ビル2階 TEL: 03-3420-0737 FAX: 03-3706-1744 https://setagaya.seikatsusha.me 生活者ネットワーク 世田谷区議会議員 おのみずき ==================== ギーンおのみは報告する 「政治ビギナーの1年生議員でも、これだけやれる!!」 ==================== 皆さん、こんにちは。世田谷区議会議員のおのみずきです。 昨年4月の世田谷区議会議員選挙に、地域政党「生活者ネットワーク」から立候補し、6,682人もの方に思いを託していただき、初当選しました。 この1年間、議員として右も左も分からない状態からスタートし、本当にたくさんの方々に支えていただきながら、ともに様々な活動を行ってきました。 このレポートでは、議員1年目の活動を振り返りつつ、「政治ビギナーでも、たった1年間でこれくらいやれるよ」という視点からお伝えしていきます。レポートを読んでみたご意見やご感想も大歓迎です。 世田谷から、わたしたちが本当にほしいまちの今、そして未来を一緒につくっていきましょう。 世田谷区議会議員 おのみずき ==================== プロフィール ==================== ・世田谷区議会議員(1期目) ・1992年生まれ、静岡県出身。世田谷区北烏山在住。 ・静岡県立韮山高等学校(高63回、陸上部・中長距離走) ・横浜国立大学・大学院(経済学修士) ・在学中、給付型奨学金を受け、パリ大学東クレテイユ校(Université Paris-Est Créteil)へ1年間の交換留学 ・大学院修了後、開発コンサルティング企業に新卒入社。コンサルタントとして気候変動対策分野の開発途上国支援に携わる。 ・2020年秋、会社を1年間休職してイギリスへ。現地で女性の権利やジェンダーをめぐる問題について知り、衝撃を受ける。 ・2021年秋、イギリスより帰国し、世田谷区に転入。足元から少しでも変えていきたいとの思いから、パリテ・アカデミー「女性政治リーダー・トレーニング合宿」の受講等を通じて、自ら政治の現場に飛び込むことを決意する。 ・2023年4月、女性たちの地域政党「生活者ネットワーク」より、世田谷区議会議員選挙に立候補。6,682票を獲得し、初当選を果たす。 ・2023年5月より、区議会議員として活動開始。 趣味: 歴史散策、筋トレ、ミュージアム、ラオス、推し活(二次元) ==================== おのみずきよりメッセージ ==================== あなたの日常生活のもやもや、ぜひ聞かせてください。 もしかしたら、そのもやもやの背景には、他の人にも共通する課題が潜んでいて、政治の場で、政策を通じて変えることができるかもしれません。 投票だけして、あとは議員にお任せなんてもったいない。意外と身近なところにいる、地方議員や議会をどんどん使ってくださいね。 ==================== ギーンおのみは振り返る 1年間の活動実績 Quick Review 2023-2024 ==================== ・54パーセント 選挙公約に掲げた22個の政策のうち、1年間の議会活動の中で取り組むことができた割合  2024年度中に3つの公約が実現見込み ・96 各定例会での議会質問、および予算審議・決算審査の際に行った質疑の数 ・10 議案の提出や賛否の討論を行った回数 内訳: 議案提出7、賛成討論2、反対討論1 わたしが所属する「生活者ネットワーク世田谷区議団」は2人だけの小さな会派のため、非交渉会派という扱いになります。 4人以上の議員から構成される大会派(交渉会派)と比べると、議会での発言機会、質問にかけられる時間、意思決定の権限はいずれもかなり制限されていますが、それでも1年間でこれだけの活動ができます。 活動を通して得られた成果については、中面をあわせてご覧ください。 ==================== コラム 議会って年間何日くらい拘束されるの? ==================== 参考までに、令和6年度の年間予定表をベースに、世田谷区議会の事例を紹介します。 区議会議員が従事しなければならない公務のみに絞ると、計132日間、1年のうちの約36パーセント程度です。 フルタイム勤務の会社員に比べると自由裁量の時間が多く、兼業もできます。子育てや介護との両立もしやすいとの声もあります。 ・定例会: 年4回(計89日間) ・臨時会: 年1〜2回(計7日間プラスアルファ) ・常任委員会、特別委員会(閉会中): 20日間 ・議会運営委員会、広報小委員会(閉会中): 16日間 ・合計: 132日間 注: 交渉会派だけが出られる会議等もあるため、それらを加えるとさらに日数が増えます。 ==================== ギーンおのみは提案する 議会質問・委員会での質疑 ==================== 議会で行われる「質問」や「質疑」は、分からないことを訪ねているわけではありません。 現行の政策や事業を変更・是正させ、新しい政策を採用させるために、議員が使える重要な手段の一つです。 行政運営を担う自治体(世田谷区)に対して、何かを変えさせたいのなら、区長や事業を担当する区の職員に、「たしかに今のままではだめだよね。よし変えよう!」と思わせることが極めて重要です。 そのために、議員はあらかじめ入念な調査活動を行い、集めた根拠やデータに基づいて論理的に質問を組み立て、区の姿勢を質し、責任を追及することで行政を動かします。 以下は、おのみずきがこの1年間で質問・質疑を使って実現した成果の一部です。 -------------------- 1. 奨学金について -------------------- 提案: どんな家庭に生まれても学ぶことを諦めなくていいように、区独自の給付型奨学金の対象を拡充してほしい。 実現したこと: 2024年度より、新たな区独自の給付型奨学金が新設され、従来の社会的養護経験者に加え、生活保護受給世帯の高校生・大学生も使えるようになった。 (2024年度予算で新規事業化) 今後の課題: 学費の高騰に苦しんでいるのに、使える制度が何もない人たちがまだまだいる。引き続き提案を続ける。 -------------------- 2. 若者支援について -------------------- 提案: 実家がセーフティーネットにならない大学生世代の若者には特有の困難がある。実態調査をしてほしい。 実現したこと: 2023年11月から12月に実施された「若者調査」で、奨学金や学費負担、アルバイト収入の使途など、従来なかった質問項目が追加され、若者の生活困難の実態が明らかになった。 今後の課題: 2025年度からの「子ども・若者総合計画(第3期)」の策定に向け、調査結果が具体的な施策検討に活用されるよう働きかける。 提案: 空き家の利活用やシェアハウス支援を通じて、家族も頼れない困難を抱える若者に対する居住支援制度を整備してほしい。 実現したこと: 区から「若者への必要な居住支援について具体的なスキームを検討していく」という前向きな答弁を引き出した。 今後の課題: 具体的な支援スキームについて提案を続ける。 -------------------- 3. 女性支援について -------------------- 提案: 「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」のもとで、多様な支援を包括的に提供する体制を整備し、世田谷版の基本計画を策定してほしい。 実現したこと: 学識経験者を交えた検討会が設置され、女性支援にかかる区独自の基本方針を策定することになった。 (2024年度予算で新規事業化) 今後の課題: 一人でも多くの女性たちの現実に寄り添った方針となるよう、地域の多様な関係者とともに取り組む。 -------------------- 4. ジェンダー平等について -------------------- 提案: 本気の「ジェンダー主流化」を実践し、すべての所管課が自分事として取り組める体制を整備してほしい。 実現したこと: ジェンダー主流化の重要性や具体的な手法に関するガイドラインが全庁に周知され、「世田谷区基本計画」をはじめ各種行政計画にジェンダー平等の視点が反映された。 今後の課題: 個別分野で実際に実践されているかをチェックし、更なる追及を重ねる。 提案: ジェンダーに基づく暴力を防止するため、アクティブバイスタンダーを増やす取組みをしてほしい。 実現したこと: 世田谷区男女共同参画センターらぷらすの男性向けシリーズ講座として、「アクティブ・バイスタンダー講座」が企画された。(以降、毎年継続的に実施されている) 今後の課題: 受講者の意識や行動の変化を検証し、対象の拡充を求めていく。 提案: 管理職を対象としたジェンダー平等研修の受講を義務付けてほしい。 実現したこと: 課長級職員を対象とした必修研修の中で、ジェンダー平等をめぐる課題が扱われることになった。 今後の課題: 研修内容や実施方法、効果検証を含め、意識改革につながるよう引き続きチェックする。 -------------------- 5. 気候変動対策について -------------------- 提案: 世田谷区でも、全世代を対象とし、多くの区民を巻き込む形で「気候市民会議」を早期に実施してほしい。 実現したこと: 「世田谷区気候市民会議」が実施されることになった。 (2024年度予算で新規事業化) 今後の課題: 世田谷らしさを踏まえた制度設計となるよう、引き続き内容をチェックする。 ==================== 用語の説明 ==================== ジェンダー主流化: 一見するとジェンダー中立的に見える事業でも、実際には男女で異なる結果や影響をもたらしている可能性を点検し、データに基づいて見直し、差別解消につなげる取組み。 アクティブバイスタンダー: 直訳すると「行動する傍観者」。性暴力やハラスメントが起こった、あるいは起こりそうな場面で、被害を防いだり最小限にしたりするために行動する人のこと。例えば、声をかけて加害者の注意をそらす、駅員など他の人に助けを求めるなど。 ==================== 寄付のお願い ==================== 生活者ネットワークの活動は、カンパとボランティアで支えられています。 カンパは1口1,000円から、いくらでも、いつでも受け付けています。 ゆうちょ銀行 世田谷・生活者ネットワーク 記号: 00110-1-765709 店名: 019 当座: 0765709 注: 政治資金規正法により政治団体への匿名カンパは禁止されています。振込の際には、住所、名前、職業の明記または別途連絡をお願いします。 ==================== 問い合わせ先 ==================== 世田谷・生活者ネットワーク 電話: 03-3420-0737 ホームページからもお問い合わせいただけます。